食べても安全なの?
今、使われている食品添加物は、ラットやマウスなどの動物実験で毒性検査をして食べても安全な量がわかったものです。このほか、発ガン性はないか?生まれてくる赤ちゃんに悪くないかどうか?アレルギーを起こさないか?などの検査も行われています。
たべものに使うことができる食品添加物の量は、動物実験で国際的な機関が害がないと確認した量の100分の1を毎日食べ続けても安全な量(1日許容摂取量、以下ADI)としています。そして実際、食品添加物の1日摂取量は、このADIよりもずっと少なくて、およそ100mgと言われています。
こうなると、「食品添加物って安全なんだわ」と感じます。ではなぜ有害とか、危険とか言われるのか?それは、動物実験の場合と人間の場合では毒性の出方、影響が違うおそれがある、特に子供や妊婦さんや高齢の方への影響がよくわかっていないといわれていること、また、食品添加物1つ単体では毒性が無くても、多種類を同時に取った場合の毒性はよくわからないこと、などです。一日に80種類ほどの食品添加物を口にしているとも言われていますからね。
まとめてみますと、現在使われている食品添加物は安全性は確認されているけれども、人間への影響でわかっていないこともあり、不安は残るといったところでしょうか。
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