肉類
★気になる安全性
生産性向上のため、広くはないところでたくさん飼育しています。
それがストレスとなり、病気にかかりやすくなります。
伝染病防止のため、抗生物質等を与えていますが、これによって抗生
物質が効かなくなる耐性菌というものが体内にできてしまうことがあります。
耐性菌つきの肉を食べ続けることによって、人にも耐性菌が住みつく不
安があります。ただ国産で鶏肉の場合は、飼育の最終段階では抗生物
質を使わないように決められていますし、豚肉でも抗生物質の残
留検査を行っているので、すべての鶏肉、豚肉が危険ということでは
ありません。(買う段階でどれが安全か、がわからないのですが)
またとうもろこしなどの飼料には、ポストハーベスト農薬残留のおそ
れがあり、それが肉につくという不安もあります。
★選び方など
鶏肉・・・地鶏や特定JASマークのついたものを選ぶのも手
です。地鶏っぽい名称だけのふつうの鶏肉もありま
すので、よく見たほうがよいです。
豚肉・・・鹿児島産の純粋黒豚がベストです(ニセものも出回って
いるので注意!)無菌豚、SPF豚という名前も見かけ
ますが、特定病原菌がないという意味で、耐性菌がついて
いないという訳ではありませんが、普通の豚肉より、細菌
が少ないという意味ではいいものです。
牛肉・・・アメリカ産は、BSE問題とともに、合成ホルモン剤投
与の残留が心配です。オーストラリア産、国産を選びま
しょう。
・農薬などの薬剤は脂身部分に残留しやすいので、脂身を取ることも
効果的です。
・肉を漬け汁につけて薬剤を溶け出させます(漬け汁は捨てましょう)
・煮込み料理では、アクをきれいに取ると薬剤を取り除けます。
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